自然との共生
日本に伝わった稲作は多くの水を必要としたため、
水源地として森林を大切にしてきました。
また堆肥として下草を利用し手入れの行き届いた明るい林床で
多様な動植物が繁殖していました。
それが里山です。そこでは生息する生き物も含めて人と自然との間に
持続的な共生関係が育まれていました
弥生の昔から、森から引かれた水路にホタルが飛んでいたと言われています。
今私達が行っているホタルを守り育てる取り組みは、近代の工業化のなかで、
見失われがちだった自然と調和のとれた社会について、
もう一度考えるということでもあると思います。